さてと、
もう自給自足の旅は終わったことだし、島から帰ってきた実感を得るために向かった先は・・・
やっぱマックっしょ
やっぱゴールデンエム
自給自足では無縁のデフレを感じさせる価格設定、海の素材をまったくといっていいほど使わないメニュー。
島の旅の終わりを実感するには申し分ない!!
・・・っていうか普通にマックが食べたかっただけなんだけどね。
昨日の昼食から今までろくな飯を食べてきていない。我々にとって、マックは普通においしかった。普段はなんとも思えないハンバーガーでも、今では59円で買える幸せだった気がした・・・。
結構おなかもすいていたので、みんなよく食べる食べる。
こーでぇにいたってはハンバーガー×2、フランクバーガー×2を食べたあとにバリューセットのLサイズを再び注文するほど。このへんからも島での食生活の厳しさを感じることができる。
以下、参考のために昨日からの食事メニューを示す。
17日の食事 コメント 朝 キムチチャーハン、コンソメスープ おいしくいただきました。 昼 トマトジュース 時間もないし・・・ 夜 ご飯、わっぱ煮(具少)、かんづめ(非常食) 昼抜きでこれ!?
18日の食事 朝&昼 ご飯、わっぱ煮(具めちゃくちゃ)、
ふりかけ(非常食)二食分?マジで!? ※具があまりにも少ないのでサザエなどを入れて補強したがまったく効果なし。むしろまずくなって食えんし・・・。
18日は朝食も食べずに食料調達。その後は飯もまずくてあんま食えん。
17日は、15kgくらいの荷物を背負って3時間くらい歩く。 そのあと素潜りを3〜4時間。その他飯の準備なども行う。 →あきらかに栄養不足
忠告 自給自足を甘く見ているとこうなります。
非常食はたくさん持って行きましょう。※持って行かなかったのは
いけだけです。
ちなみに当初の予定では、
カキフライ、たこわさび、たこのから揚げ、刺身、焼き魚などが食事のメニューに並ぶはずでした。
マックでこれからの行動を考えることに。
結果
まだまだ魚を突き足りんということで、新潟で一番海がきれいと言われる「笹川流れ」に行くことが決定。
さっそく「笹川流れ」に移動する。
とりあえず笹川流れの道の駅にテントを張ることに。
っていうか普通の駅と同じ所にある上駐車場が狭い。
でも、自給自足のつかれがたまっている我々にはほとんど関係ない。テントを張ってすぐに眠ってしまった。
近くで岩ガキを がしがし している人がいたので、普通のカキと岩ガキの違いを聞きました。
ちなみに
だそうです。
普通のカキ・・・ 養殖されたもの 冬が旬で、夏は毒を持つ 岩ガキ・・・ 天然物のカキ 夏が旬で、毒はもたない
よく、”r”のつく月以外はカキを食べてはいけないというのは、養殖されたカキのことなんですね〜。
勉強になりました。
8月19日(月)曇り
アスファルトにテントを張ったにも関わらず、よく寝れた。そのまま朝食も食べず笹川流れを北上。泳ぐ候補地を2〜3ヶ所決める。結局、第一候補地で泳ぐことに。海は非常に透明度が高い。さすが笹川流れ。沖には粟島が望める。さぁ!泳ぐかっ!と思った時だった。ポツポツと雨が降り出してきた。うわぁ〜泳ぐ気がうせる〜。さっちゃん
「え!?俺は泳ぐよ。」と言い出したのはいけ。さすが食料調達隊長。一人透き通った海へ向かう。しばらく泳いでここには魚がいないことが判明。さて、これからどうしましょう・・・。
考えた末に柏崎の高浜海水浴場へ向かうことにした。ここなら魚とカキが保証されている。一行は進路を南へ向けた。
笹川流れもちょっと泳いでみたかった。海がきれいで有名なとこやったし。でも雨で入れんかったのが残念。一人いけがびしょびしょになっているので、俺(こーでぇ)が運転することに。
粟島ではいけとさっちゃんのモリを借りて突いていたが俺も本当はほしかった。粟島に売っているモリがいけクラスの竹のモリなら買ったんだが。まさか本場(?)の粟島でさっちゃんのモリのような青ヤス・・・
しかも初級っぽい5本の針・・・。おれには買えねぇ(爆)
そんなことをボーッと考えていたころ釣り具屋発見!
竹ヤスおいてあるかなぁ?という軽い気持ちで入っていった。
レジへ行くと店の主っぽい人が高校野球を見ていた。やる気ね〜。俺が軽くモリについて聞いてみた。
すると!!
モリがあるわあるわ。すごいたくさんの種類のモリが!まず青ヤス!これだけでも2〜3種!普通に青ヤスにミニヤス!ミニヤスは伸び縮みする!まぁ初級だな。
で、希望の竹ヤスもある。しかもいけのより竹が長い。ふっ勝った。この勝負は俺がもらった。
竹の長さ=魚の長さである。これは大物がとれる!!
いけが逃した魚を俺が横で突く!!そんなイメージがおれの中でできあがっていた。
一応オール金属の鉄ヤスもあったが、2千円以上もしたので私には買えません。
まぁそんなわけで竹ヤスを買うことに決めてレジへ向かった。
「これってぇ、ゴムとか交換できるんですか〜?」と。
おじさん
「あぁ!?」
ひぃぇぇぇぇぇ、ごめんなさい。何か私悪いこと言いました?(ちょっとビビり)何かやなことあっても客にあたらないで下さい。もう一度、くり返し聞いた。するとおじさん
「ああ、換えられるよ。いるのか?」
まだ機嫌が悪い。
「いいえ、いりません。すみません換えられるのかなーと思っただけです」(泣)
「これだけ下さい。」すると、横にいた店員に
「あー、これやっといて」
といって自分は高校野球を見る。最後までこのおっさんはやる気ない。店員さんすらかわいそうに思えてくる。がんば店員!このおっさんにいろいろ言われてもくじけるなよ!
俺はさっさとこんな店立ち去りたかったのだが、さっちゃんがいきなり素突き(?)を始めた。たしかにあんな色んなモリを見て興奮しないはずがない。さっちゃんのモリは青ヤスでゴムが弱い。俺のモリとかいけのモリをためしていた。そこへ・・・
おじさんがあらわれた(ティラリラリィ〜♪)
何を言われるのかどきどきしていると
「そんな持ち方じゃ突けねぇだよ!」
えっ?
なんと!おじさんは親切にも魚の突き方を教えてくれたのだ。
しかも俺らが別に聞いたわけでもないのに。
その方法でみんなで素突きをしてみる。これはいい!!かなり命中率が上がるはずだ!!
タラララッタッタ〜♪
レベル〜UP♪
おもわぬところでレベルUPしたのがめっちゃうれすぃ。おじさまに礼を言い、そして俺らは新投法をマスターし高浜へと急いだ。
途中、俺が研究室の夏合宿で行った野積海水浴場に寄った。
目標はアサリとハマグリ!
これでアサリの酒蒸しが作れる。
合宿のときはたくさん取れたのだ!!
しかし
いねぇ〜。
終了〜
PM12:40高浜海水浴場に到着。ここの海水浴場(?)に来るのも今年4回目。ここは、すぐ近くに原子力発電所があるため、あたたかく魚の数も多い。さらに海も他の海水浴場よりも透明度が高く、人の数もほとんどいない穴場的な存在である。
ただシャワーなどの整備がまったくないという問題もあるがそんなのは気にしない。
・・・っていうか今日だけで泳ぐの3回目だし、どうでもいいって感じ〜。
海は結構波が高く、いつもよりも海水がにごっていた・・・。
とりあえずテトラポットまで200m近く(本当かな?)泳ぐが、たどり着く頃にはかなり疲れてしまった。
でも新しいモリの打ち方も覚えたことなので早速潜ってみる。
天候や視界などの条件はかなり悪いが・・・
あたる!!
普通にかなりあたる!!
今までの命中精度が10%くらいだとすると、新投法では40%くらいにUP。
さっそく食料調達隊長が大型のキュウセンをゲット!!
こんな悪条件の中でもさすが隊長である。毎日いいペースで魚をGETしてるし。いやいや素晴らしいです。
が、しかし・・・10分後隊員 さっちゃんが今回最大クラスのイシダイをGET!!
↑のはずだが、写真にはなぜか写っていない・・・。
↑・・・・・・なんだコレ〜〜〜〜〜〜〜!!!(涙)
こーゆー写真のはずだった・・・本人談
やりました。ついにやりました。これが俺の求めていた素潜りです。(海の中で突いた時はもっと大きく見えたけど・・・)もうこの時は完全に舞い上がっていました。はい。
ここで食料調達隊で隊長と隊員の入れ替わりが提案されるが、現隊長の意見により却下される。
隊長が単にくやしかっただけであるが・・・。ちゅうか本当にくやしい!!くやしいよ〜 んで、逆転をねらおうと沖のほうに出るが逆にクラゲの大群と出会い数ヶ所さされる。
一方余裕のさっちゃんはテトラポットの上で優越感に浸っている。
この違いは一体・・・!?
クラゲもたくさんいるし、波も高いのでカキを10個ほど捕って撤退することに。
こんなクラゲ
今日の成果
イシダイ 20p さっちゃん キュウセン 18p いけ 岩ガキ 9個 〃
‥‥あかん、ぜんぜんとれん。 こーでぇ←他にもキュウセンを2匹ほどつかまえたがテトラポットにのぼる際に紛失・・・。足ヒレつけたまま登るのは難しい。
PM 4:30帰りにいきつけのスーパーで氷をもらう。ここに来るのも今年4回目である。お腹も空いているので、試食は当然いっぱい食べる。で、移動。PM 7:30 長野着
569円だから1020円出したら20円が返ってきて1000円で会計された。お釣りは当然431円↓
いけ邸でさっそく今日の戦利品を調理して食べよう!!とりあえずカキを貝から出すか。出し方は以前の海キャンプで覚えたから俺にもできる。12:00 Just(誤差50分) 松本到着
ところが・・・
堅い。カラがでら堅い。ペンチでカラのふちを割ろうにもなかなか割れない。ってか堅すぎるよコレ。同じ大庫荘(おおくらそう)に住んでるノム氏が遊びに来ていたのでカキ割りをまかせ調理隊長こーでぇの魚さばきを見物することにした。
貝ガラのフチを割りたいのに割れない。
私が調理隊長のこーでぇです。
ではまず私がなぜこの名がついたか?というところから話そう。実は妙な圧力により色んなことを書かねばならんのだ。忙しい人や、もうお前の文章あきた。という人は飛ばしてくれ。
さて、私になぜこの名がついているのかと言うと魚をさばいて刺身を作れるからである。口で言うのは簡単だがさばくのは難しい。初心者はやめておくように!じゃぁなんであんたは魚がさばけるの?とみんな思うことだろう(笑)しかたない、それも書きましょう。
あれは昨年の夏。俺は研究室の夏合宿で富山に行った。その夜、なぜか大量のイナダのボデェがあるではないか!?どうやら近くの人にもらったらしい。見ると頭とはらわたを取り除かれたイナダが20匹ほどいる。こんなにもらったのか?という感じだがそうらしい。もちろん焼いて食うのも手だが新鮮な魚だからということで刺身で食べることに。20人ほどの合宿なので男ばかりだとしても魚をさばけるやつはいる。そして「○○先生の魚さばき教室」(一応ふせ字で)が始まった。
↑こんな状態の魚がいっぱい、そしておれは12〜14匹さばいた。
という訳で魚のさばき方をマスターし今回もやることに。今回の獲物は
こいつらだ。まずはイシダイをさばく。
パンパカパーン♪
超書くのめんどいけど、いっぱい残ってるから(何が?)
「こーでぇ流魚のさばき方」(実際へんなとこもあるかもしれん)をこっそり教えちゃいます。
その@ まずうろこをとる(このくらいはやって下さい)あっ!もしかしたらとらんほうがええかも?
そのA 頭を落とす
こいつの赤い線の部分を切ります。(注)ヒレの後ろから
そして中のふとい骨まで切らずに、裏がえして同じように切れ目を入れ最後に中の太い骨を切り落とします。
そのB はらわたをとる
下から見た図さて、次にボデェに赤い線の切れ目を入れはらわたをとります。
そして腹の部分を水できれいに洗い流してください。
あと水分もふきとって(ちょっとめんどくさくなってきた)
そのC 三枚におろす
まずのあたりから切る。
骨のちぃと上。こっからは指先の感覚だけがたより。まぁがんばれや。
で、中の太い骨のとこまで切れ目を入れる。
こんなかんじや。
あとは自分で考えて。
ここが粟島ならよかってんけど・・・
で、こんな感じで切る。
そのD 皮をはがす。頭のほうからはがしたほうが楽やと思う。
そのE 切る。刺身風にななめに。
そのF 盛りつけ。これはかなり難しい。いろいろ考えた結果、こんなんできました
↑悲しそうな顔がなんとも言えない・・・
完成〜〜
あとはいけの希望を取り入れキュウセンもさばきました。やった〜、おれの仕事これで終わり。
ちなみにイカも捕れたと仮定して購入。イカリングとイカ焼きもつくる。同時にカキフライも。
このカキフライ(カキそのもの)がかなりくせものである。いままでの経験ではVSカキは
1勝2敗1分
2敗とはカキを食べて、腹をこわした事のことである。
1回目は
ナマのカキを洗わずに食べたからで
2回目は
なぜか火を通したにもかかわらず。
不思議なことに自分以外の人は負けなし。こんな危険なカキだけど、このスリルがなかなか楽しい。5回目ともなれば別の意味でカキの(スリル)中毒ともいえる。
しかし唯一の1勝はカキフライなので今回は勝算がある。カキフライにした。こうして料理は完成した。
っていうか、自給自足でこういうのがやりたかった。いやむしろできるはずだった。これは次回の目標としてリベンジしたい!っていうかする!ちゅうかできる!!!と思う。
夕食はおいしくいただきました。
4日間という短い期間だったけど、自給自足のたいへんさを身をもって知ることができました。満足。満足。
↑あわしま・・・きれいだったなぁ〜
粟島での成長
メンバー 魚捕りレベル いけ L Lv. 1 up さっちゃん L Lv. 2 up こーでぇ N Lv. 1 up
※ この島ノートは、実際のB5ノートをHPにしたものです。なので、細かいところはあまり気にしないでください。
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